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「宙の波」(そらのなみ) パネルに薄美濃紙、白亜地、油彩 180×140mm 2023
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不可視の可視化とその境界をテーマに、記憶の中の光や自然、宇宙、生命、心や、関係性などについて考えながら、主に油彩で制作しています。 絵具の集積や層の重なりによって生まれた画面の中に、自然や光の形を見出すこと、心の中に記憶や何らかの情景や、言葉が生まれ、ふと何らかの像を結ぶこと… そんな時、人は目の前にあるものを通して、無意識に自身の奥深くにある、自らの持つ光や生命、自然観や宇宙観、死生観そのものに向き合い、本能的に、または直感的に、視よう、見出そうとしているのではないかと感じることがあります。 画面上の絵具や色彩の層が、光に変わるとき、何が人の心の内で起こっているのか。 その境界があるとしたらどこにあるのか。 絵画制作を通し、画面と対話するように制作しながら、その瞬間に生まれてくるものを大切にして描いていきたいと考えています。 1986 神奈川県生まれ 2011 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業 2013 同大学大学院美術研究科絵画専攻油画技法材料第2研究室修了 <受 賞 歴> 「第5回 藝大アートプラザ大賞展」 (BiOn賞受賞/藝大アートプラザ)