小川 遥 展
-手 鏡-
2017年11月11日(土)-11月25日(土) 13:00-19:00(最終日18:00迄) 月曜休廊
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「野葡萄」180×180mm 高知麻紙・アルミ箔・典具帖紙・水干・雲母・墨・岩絵具
- Haruka Ogawa
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「 手 鏡 」 常日頃から、自分の嗜好が体系化出来ていないことに、不安を感じていました。 この度個展の機会を頂戴し、ひとまず、自分がいとおしく感じるものを手元に集め、むやみに書き描いては、出来る限り並列に見つめようと努めました。 展示タイトル「手鏡」は、古筆の断簡を収集し貼付した作品集「手鑑」に着想を得ました。 また、手鑑「見努世友」(みぬよのとも)の銘の由来である徒然草十三段 「ひとり、燈のもとに文をひろげて、見ぬ世の人を友とするぞ、こよなう慰むわざなる。」の一文にも、影響を受けました。 世界をどのように見るのか、見ないようにしているのか、見ざるを得ないのか、先人たちの揮毫とその視線をなぞり繰り返すこと、によって認識について考えています。 小川 遥 1987 静岡県生まれ 2010 多摩美術大学絵画科日本画専攻卒業 2012 トーキョーワンダーウォール2012(2013) 2013 大黒屋現代アート公募展、三菱商事アートゲートプログラム入選 ホルベインスカラシップ